同じキミは昨日にも明日にもいない。

人に与えられた英知。それは食材の調理とアイドルの素晴らしさを語る事。

eighterにとって激動の2018年4月を振り返る。

『自分の好きなグループは大丈夫』

って、どこか自信と安心感があったものが、一瞬で崩れ去ったような気がした。

eighterにとって、2018年4月というひと月は、生きた感覚がない、不安と前向きと受け入れたくないと、それぞれに感情がぐちゃぐちゃになった1ヶ月だったのではないだろうか?と思ってならない。

 

はじまりこそ、フライデーの

渋谷すばる脱退』

という、なんともこう、信じ難い、というかどこから突っ込めばいいの?(笑)という記事。自分含む周りの大半は、「出たよガセ~」「そんなことあるはずない」と、どこか上からというか、余裕綽々だった。

Twitter上でも、テロップネタ合戦が始まる、前触れがなさすぎるニュース。

 

何より、「関ジャニ∞に関して、そんな事あるはずない」

自分含む、多くのeighterは誰しも思っていた。

ただ、日に日に心配になっていくファン、主にすばる担がそうだった。

大倉担の自分からすれば、「他担のことだから~」とかではなく、前出のように「関ジャニ∞に限ってそんな事があるはずない」、「ガセもいい加減にしてくれ」、と強気だった。

そんな自信が、見えない結束であり絆、彼らにはあった。

 

ただ、その強気も日に日に弱気が占めそうになる。Twitterでの会見をするというツイート、どこか断ち切れない不穏な空気が晴れる事はなく、この流れは週末まで続く。

そして運命の4月15日はやってきた。

『11時に会見』

このメールで不安が更に占めることになる。

ただ、この事務所、悪いことは会見しない傾にあるので(SMAPの解散しかり、タキツバの活動休止しかり)海外進出の件での会見だと予想している!と、周りの不安なeighter達を慰めるように、また自分にも言い聞かせるように言っていた。

強気でいるくせに、その日の朝、11時まで落ち着かなかった。

そして11時、事態は思っていない展開だった。

 

渋谷すばるジャニーズ事務所を年内退所』

 

絶対にないと思っていた展開は、簡単にも起きてしまった。

 

知らせを聞いた時こそ

「どうして所属タレントのやりたいことをマネジメント出来ないの?」

「当分勉強の留学って出来るじゃん」

「どうしていつも、【0か100】なことしか出来ないの?」

と、事務所そのものにも不満や不信感が止まらなかった。

 

ただ、会見やその会見に関しての記事、何よりエイトの言葉はeighterサイドの不満や疑問を大方解決させてくれるようなものだった。

いつも、どこまでも関ジャニ∞らしくて、ありがたくて、それでいて否がないから、悔しくもある。

 

関ジャニ∞に限ってそんなことはない」

というこの根拠のない自信、もしかしたら関西特有の絆を信じていたのかもしれない。

関西特有の関東との仕事の差、それでもなにくそ根性で関西からのし上がって日本を席捲するまでに成長したグループなり個々の意地やプライド、何よりデビュー前から苦楽を共にしているからこそ、内くんの脱退というメンバーにもeighterにも辛くても乗り越えた出来事があったからこそ、もうこれ以上欠ける事はないと、共に困難を乗り越えた7人は、これからもこの7人で夢を追うものだと、7人はいつも同じ方向を向いているのだと…まぁ、これまで挙げた全てファンの「理想のアイドル像」であり「そうあってほしい」形であり「ファンのエゴ」なのかもしれない。

 7人いつも同じ方向を向いていると思った。

司会、バラエティ、俳優…7人個々でお仕事があっても7人集まれば同じ夢を同じ方向で見ている、それが関ジャニ∞の強みだと思っていた。

でも、気付いた時にはすばるだけが違う方向を見ていた。

 

「なんでや!イヤや!」と言う信五。

冒頭から目を真っ赤にさせていたヨコ。

 「ショックを受けている方もいらっしゃるでしょうが、門出の日と言いましょうか」と背中を押すような亮ちゃん

「グループって良いですよね。好きが溢れていた。」と笑顔で、でもどこかメガネの奥にはさみしそうな目をしている丸ちゃん。

「自分勝手な決断をしたすばるくんを嫌いになれなかった」と本当わがままで、でも自分の感情に嘘はつかない末っ子なたっちょん。

自宅でケガをして、お医者様判断で欠席せざるをえなかった、大事な時にどうした!?なヤス。

 

もう、全てが全て関ジャニ∞らしさしかなかった。

 

すばる退所のニュースはワイドショーで連日取り上げられ、聴きたくない情報も観たくない憶測も入ってくるのかと不安もあったが、世間に衝撃に与えた衝撃の割に、思った程に長引かなかったし、憶測で語るコメンテーターも少なかった。

何より

「新しい関ジャニ∞を応援したいですね」

なんて前向きコメント。

これも関西時代からを知る業界の方だからこその、悪いところが見つからないというか、業界の人たちも応援したくなるような人柄なんだろうな、関ジャニ∞って着飾ってなくてイイなって。

 

もしこれが紙切れ一枚での報告だったら?

もしこれが理由もない退所だったら?

きっといろんな推測が出て、勘繰る人たちも出てきて、eighterたちも聞きたくない見たくないニュースが飛び交う世界になってたかもしれない。

会見してくれたことによって、多少それは防げたと思えた。

そして会見してくれただけありがたいのかなぁとか、理由が明確だからいいのかなぁとか、自分に言い聞かせるように唱えていた。

 

 

 世に与えた衝撃も多少の落ち着きを見せ、eighterそれぞれが出来事を理解するように、それぞれのペースで物事を咀嚼していき、そして関ジャニ∞は新しいお仕事やツアー申込など、定例のイベントや新しい発表もされていった。

ただ、そこにすばるがいない。

 

15周年のイベントが決まる中で、台北アリーナ公演の日程からして、おそらく場所は前々から押さえていたのだろう。

事務所もそこを汲んでの日程だったら、退所の申し出はやはり衝撃だったのだろう。

 

もしも渋谷すばるが退所する決断を先延ばしに、まだ迷っている世界だったら…

なんて世界を想像してしまう自分はとても身勝手な気がした。

 

どうしてあと1年その決断を待てなかったのかなぁと思うことが増えた。

あと1年その決断を待てば、もしかしたら考えが留まるかもしれない。このまま関ジャニ∞がいいって思ってくれるかもしれないって。

ただこれを、例えばイチ社会人として考えた時、どうだろう。

すごく仕事が出来る昔から闘ってきた仲間が突然、やりたいことが見つかったから辞めたいと言うのに、会社や仲間、取引先のお客様から足止め食らって、雁字搦めにされて、やりたい事が出来ない。

 

もしも自分がその立場なら?

やりたいことが見つかったのに「会社に必要だ」「まだまだ一緒に働きたい」「〇〇さんが辞めるの寂しい」と取引先や大事なお客様に言われたら、でも、本人には本人の人生がある。

それが、すばるの人生。

 

eighterが言う「あと1年」もすばるからしたら、すばるの大事な人生の1年。

やりたいことが見つかった、挑戦したいと思った今、一刻も早く挑戦したい、と思うのは、一人の男として重大且つ大きな決断であり挑戦だと思う。

 

渋谷すばるの人生は渋谷すばるのものであって、それ以外の何物でもない。

eighterの「辞めないでほしい」、「あと一年待ってほしい」は、どれも人の人生の、挑戦したいという気持ちの妨げになる、ブレーキになってしまっている。

でも辞めないでほしいんだって、そんな好き勝手言うのも、言えるのもeighterであるから、共に勝手に人生重ねてきたからの勝手なこちらサイドの重いなのかもしれない。

 

ファンが勝手にそのアイドルに自分の人生重ねて、哀しみふけって、時には怒り狂って…こういう時、ファンって身勝手。

でも、身勝手でいさせてほしい。

というか、身勝手じゃないと気持ちが落ち着かない。

 

7人の関ジャニ∞が見慣れたように、6人の関ジャニ∞に見慣れる日がくるのだろうか。

でも「関ジャニ∞って、『エイト』ってつくのに6人なの?え?元々8人で7人の時代もあったの?」て、そう思われる程に長く、そして世界的にもどんどん広がってほしい。

 

そして「あの渋谷すばるは、あの関ジャニ∞出身なの?」と言われる、関西から日本、そして世界も席捲しあってほしいって。

 

をたくは夢を見れる。そしてこの実現に動ける(応援)出来るのも、をたくの特権。